今回ご紹介するのは、大分市と別府市を繋ぐ国道10号線の真ん中辺り、仏崎という地域にある通称「手招き地蔵」です。
昭和36年、大分駅から別府駅方面へ向かう電車が走行中に土砂崩れに巻き込まれる事故がありました。
その日は1日中雨が強く降り続いていました。
徐行運転をしていた電車が仏崎のカーブを曲がる時、線路左手の崖が崩落し、走行中の電車が土砂に埋没しました。
電車は土砂・大木等でV字型に押しつぶされたそうです。
この事故で車内にいた乗客31名が死亡し38名が重軽傷を負いました。
そんな痛ましい過去を持つ、心霊スポットです。
手招き地蔵の心霊動画
手招き地蔵のアクセス情報
手招き地蔵の噂・曰く
有名な心霊スポットらしく、数々の噂がある様です。
事故にまつわる噂が多く、事故を手招きしているから、手招き地蔵という名称で呼ばれる様になったのでしょうか?
真相は分かりません。
手招き地蔵の噂1
一番よく聞く噂は、手招き地蔵に水を掛けると必ず事故を起こすというものです。
流石にお地蔵さんに水を掛けるのはしてませんが、もしかしたら事故が起きるのかもしれません。
手招き地蔵の噂2
他には、綺麗になる前の以前の10号線ですが、緩やかなカーブにも関わらず事故が多発していました。
手招き地蔵は右手が下に向いているのですが、左手が下を向いている時がある様です。
手の向きが逆になっていたら、必ず事故にあうという噂があります。
手招き地蔵の噂3
仏崎付近を車で走行していると、お地蔵さん付近から人影が飛び出てきて道路を横切って、そのまま別府湾に飛び込むという噂もあります。
文字にするとおもしろいですが、実際に目撃するとかなり怖いでしょうね笑
手招き地蔵の噂4
これは私の父が経験した事ですが、夜1人で、仕事で大分方面から別府に行っている時、
急に頭痛が起き、後部座席から数人の話し声が聞こえたそうです。
手招き地蔵の写真・雰囲気

10号線を大分市から別府市方面に向かって、田ノ浦ビーチ付近の仏崎の信号を左折すると、昔国道10号線だった道路があります。
写真には写らなかったのですが、金網のフェンスがあり、壁面に南無妙法蓮華経と書かれており、不気味な雰囲気です。

街灯等ありませんので、こんな雰囲気で怖さが増します。
その金網のフェンスの先に手招き地蔵はあります。

手招き地蔵は写真で見るより、大きな作りとなっており、どなたかが手入れをされているのか、綺麗な状態です。
お供え物はなぜかドッグフードでした…、なにか意味があるのでしょうか?

手招き地蔵を正面に見て、右手側に山へと続く獣道があったので、登ってみることに。
昔は普通に通れたんでしょうが、今では整備されてなく、結構険しい道でした。

少し上ると石垣があり、昔何かがあった痕跡があります。
上まで行って気づくのですが、ここは昔公園だった様です。


途中、何個か岩に人が入れる大きさの穴がありました。
岸壁を直接掘ってあるので、以前は地蔵・仏像等を置いていたのかもしれません。

途中何枚か写真を撮りながら登ったのですが、一際大きいこの木を撮影してる時に不可解な事が起こりました。
この木の上の方を撮っていたのですが、デジカメの顔認識機能が働いて何かを顔と認識していました。
丁度この写真がそうなのですが、特に何も映ってませんでした。

この辺りでナツメが「この辺かなり気持ち悪いです」と言い出しました。
ちょうど手招き地蔵の裏辺りでしょうか?
土砂に埋もれた亡くなった方が、まだそこに留まっているのかもしれません。

登った事を後悔する程、険しい道が続きます。
15分程、草木を掻き分けて登ると、小さい広場に出ました。
そこに「佛嵜公園」と書いてあり、公園の跡地だと判明しました。
手招き地蔵の総評
大分県でも有名な心霊スポット「手招き地蔵」
手招き地蔵自体は、10号線沿いという事で車も多く、怖い雰囲気がなく、なぜここが心霊スポットと呼ばれているのか分からない場所です。
しかし、正面右手から山の方に登っていくと、雰囲気は一変します。
とにかく手招き地蔵の裏側辺りが非常にヤバい感じがしました。
幸い、山の中に手招き地蔵の裏側に行く道が通ってないので、行けませんでした。
もし行かれる場合は手招き地蔵の裏側に注意してください。
それと心霊関係なく、山はかなり険しい道が続いていて、下手すると大ケガをします。
途中何回もコケて、擦り傷多数でした…
裏側の山には、なるべく行かない方が良いかと思います。
行かれる場合は自己責任で、近隣住民の方々に迷惑となる行為は慎まれるようお願い致します。
また、建物は所有者によって管理されており、無断での侵入や物品の持ち出しは法律で禁じられています。